自信のある態度を見せる

治療院経営は自信のある態度が取れればうまくいく

自信がありそうな態度を見せることは、治療院経営に大きく影響する要素です。まったく同じ技術を提供していたとしても、自信のありそうな先生と、なさそうな先生では、その結果に大きな差が出てくるからです。

結果とは、治療院側と患者側双方の結果です。つまりお互いに損な結果を招くということ。誰も得をしないという最悪の状態になってしまいます。

今回は、なぜ治療院経営にとって自信のありそうな態度が必要なのか。自信のありそうな態度はどういった影響を及ぼすのかについてお伝えします。

 

自信ありそうな態度が必要な理由

先に書いたように、自信のありそうな態度をとることは、治療家、患者の双方にメリットがあります。以下のような事態が想定されます。

  • この先生に任せようと決意してもらえる
  • 施術効果そのものに影響する

 

この先生に任せようと決意してもらえる

治療院で患者さんを改善に導いていくには、治療家と患者さんの双方の協力が大切です。なぜならなんでもかんでも1回で治るということは考えにくいからです。だからたいていの場合、一定期間の通院が必要になります。

患者さんの決意が足らず、治療途中で本人が諦めてしまえば、あなたがどんなに優秀な治療家であったとしても改善させることはできません。だから治療家の腕なんかよりも前に、キチンと毎回通院してもらえるための、患者さんの決意が必要なのです。

その大事な決意をしてもらうためには、「この先生ならなんとかしてくれる」「この先生に任せてみよう」と患者さんに感じてもらう必要があるんですね。

でも、ここで目の前の先生が自信なさげであればどうでしょうか?

これからガンの手術をしてくれる目の前の医師が「初めてだし、難しそうだし、自信ないなぁ・・・」なんて泣きそうな顔で言いだしたらどうでしょうか?僕なら医師を変えてもらうよう頼みます。そんなヤツに自分の大事な体を預けたくないですから。

あなたの治療院でも同じで、自信のなさそうな態度では、「この先生で大丈夫か?」「やっぱり他に行ったほうがよさそかも」という思いがよぎり、通院に必要な決意が大いに鈍ってしまいます。特に通院回数が初回~数回レベルの浅い患者さんの頭の中には「今ならまだ他でも間に合う」という意識が働きます。

自信のない態度だけが原因ではもちろんありませんが、数回までに離脱してしまう患者さんが多い治療院は、ここに問題がある可能性も考えてみる必要があるといえるでしょう。

 

施術効果そのもに影響する

施術者の自信のなさげな態度は、患者さんを不安にさせます。特にエビデンスがあるわけではなく、完全に僕の考えにはなりますが、その不安は直接施術効果にも影響を及ぼすと僕は考えています。

また、先に書いたように、患者の決意を引きだせずに通院そのものを諦めてしまった場合は、当然ながら改善は見込めません。結果的に治らないわけですから、施術効果を悪い方向へと引っ張っている要因と見ていいでしょう。

補足すると、治療家側からすると、「患者がキチンと通院しなかったから治らなかった」という考えになります。しかし患者さん側からすると、そうはなりません。「あの治療院では治らなかった」となります。もっと言えば「あの先生の腕が悪い」となってしまうのです。

このように、自信のなさげな態度は、せっかくあなたを頼ってくれた患者さんの時間とお金をムダにすることになります。当然、あなたにとっても、売り上げは伸びないし、ますます自信を失う結果になってしまうこととなるでしょう。

だから一度患者さんの前に立ってしまえば、昨日現場に立ったばかりの新人であっても、どんなに不安でも、自信ある態度を患者さんにみせる必要があります。それが双方のためになるのですから。

 

自信ある態度をとるコツ

そうはいっても、自信のある態度を取るのはそう簡単ではありません。また、自信のある態度を取れとはいっても、なんでもかんでもできます!と言いきれという意味でもありません。

たとえば、ガンは治りますか?と聞かれて、治せもしないのに「絶対治せます!」と答えること、これは自信のある態度でもなんでもなく、単なる嘘です。嘘はあなたの懐にお金をもたらすかもしれませんが、患者さんにとっては適切な医療を受ける機会を奪われることになり、双方のメリットにはなりません。

なので、双方にメリットがあるようにするためには、できることと、できないことをしっかり説明することが大事になります。事例として実際に僕のクライアントであった話をします。

 

私には治すことはできません

鍼灸接骨院のA先生は僕にこんな相談をしてきました。

70代のお爺さんが、股関節の痛みで来院されています。そのお爺さんは今日で2回目の施術なんですが、次回の予約も取って帰られました。この予約を断ろうと思うのですが、どんな断り方をすればいいですか?
なんで断るんです?なんか問題もあったんですか?
このお爺さんは、病院では手術もしてくれないし、それにかわる治療もしてくないからといってウチに来てくれました。私もなんとかしてあげたいと思ったのですが、2回診て、これは治せないなと思ったんです。治せないのにダラダラと通わせるわけにはいきませんので、それでお断りしようかと・・・
そうなんですね。確かにいたずらに回数だけ通わせるわけにはいきませんもんね。でもお断りする前に、もう一度話合ってみることをおすすめします。
どんな話し合いをすればいいんですか?
まずは先生ができることと、できないことを明確にしてください。その患者さんを治すことはできそうにないんですよね?でも先生にできることってないんですか?例えば進行を止めるとか、できるだけ進行を遅らせるとか
んー、そうですね。確約はできないですけど、ちゃんと受けてもらえれば、進行を遅らせるぐらいはたぶんできると思います。
おー、それです。それ。あと患者さんから今後のことで、不安とか願望は聞けてますか?こんなふうになりたいとか、こうなるのが怖いとか、せめてこれだけは達成したいなんてのを聞いてません?
深くは聞けてないんですが、寝たきりは嫌だとか、車いすも嫌だとかは言ってました。
では、それを丁寧に説明してみてはどうですか?治すことはできそうにない。でも、ちゃんと通ってくれれば、できるだけ進行を遅らせて、寝たきりや車椅子になる確率を下げることはできます。と正直に話してみるといいと思います。それで、患者さんがそれに納得いただけなければ断ればいいし、そこに納得しれもらえれば、一緒に頑張っていけばいいのではないでしょうか?
わかりました。もういちどちゃんと説明してみます

 

この先生は実際にその患者さんに、ありのままを説明しました。その結果、その患者さんは数年以上、週に1~2回通う患者さんになってくれました。

この先生はその後、僕にこんなことを話してくださいました。

最近は難しいなと思ったことは、そのまま正直に伝えるようになりました。それで来なくなる人もいますが、理解してくれた人は真面目に通う優良患者さんになってくれます。

なにより、前は治さないと!と思うあまり結果が出ないと焦ってしまって患者さんの目をしっかり見れないこともありました。そんな患者さんが来ると、「来なくなってくれればいいのに」とか思ってました。

でも今は最初にできないことはちゃんと伝えるので、自信をもって患者さんと接することができるようになりました。

 

 

すべてを治せるわけない

自信のありそうな態度をしろと言っても、本当に自信のないことや根拠のないことに対して、そうするのは普通は難しいです。僕だってもうビビッてしまって目が泳ぎまくります。それが普通だと僕が思います。

だからこそ、上記の例のように、あらかじめこちらから線引きをしてしまうといいのです。

治療家はなぜか、来院された患者さん全員をただちに治さないといけない!と、勝手に自分自身を追いこんでいる人が多いように感じます。そうやってプレッシャーを与えることで、腕を上げていくという面もあるかとは思いますが、そうなんでもかんでもはさすがに難しいはずです。

多くの知識をもち、高級な治療機器を保持し、投薬までできる医師でもなんでもかんでも治せません。医師は専門分野をこまかく決めているのに対し、治療院の範囲は多くの場合、医師よりも広いです。筋骨格系のトラブルも内科的なトラブルも、1人で対応している治療院は多いはずです。

それなのに治療院ではなんでもかんでもすぐ治せないとダメなんてのはちょっと無理があります。

僕自身、治療院をかつてやっていて、そのときもっとも嫌だったのは、患者さんからのこの質問。「先生、いつになったら治りますか?」

もうね、いつもしどろもどろになっていました。だって治す自信ないんだもん。治した経験もほとんどないんだもん。そりゃどぎまぎするっちゅうねん。

だからこそ、ちゃんと自分ができることと、できないないこと。この両者の線引きを事前に患者さんに伝えることが大事だと僕は考えています。

 

自信のある態度の大切さがなんとなくわかってもらいましたか?

わかっているけどできていない。ってな先生がおそらく大半だと思うので、今回の記事の後半部分も参考にしてみてくださいね。書いた自分がいうのもなんですが、「できることとできないことを明確にする」これってめちゃくちゃ大事やなって思っています。

せっかく勉強熱心で腕もある治療家なのに、誠実すぎて自信のない態度になってしまっている先生はけっこういます。これって本当にもったいないです。

最初に書いたように、自信のある態度は双方にメリットがあります。できること、できないことを明確にして、患者さんにとっても自院にとってもプラスになる治療院経営を目指してくださいね。

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