整体院など治療院のチラシやホームページで集客したいなら、必ず意識してもらいたいことがあります。それは結果を具体的に伝えるということ。
これが壊滅的にできていない院が多いです。そしてそういった院は当然ながらあまり新患さんが来ない。この記事ではこの整体院の新規集客にもっとも重要な「結果」についてお伝えします。
目次
どっちの整体院のほうが新規集客がうまくいっていると思う?
突然ですがあなたに質問です。こんなキャッチコピーのチラシがポストに入っていました。あなたならこの整体院にいきたいと思いますか?3秒だけ考えてみてください。
考えました?ほんなら次。
さて、あなたが腰痛で悩んでいるとして、どっちの整体院に行きたいと思うでしょうか。実際のところはやってみないとわからないことです。しかし、あらかた予想はつきます。これらのチラシを配った場合、おそらく後者のほうが集客できます。これはほぼ間違いないでしょう。
あなたはこの理由がわかりますか?
あなたはひょっとしたらこう思うかもしれません「ひとつ目のほうがカッコいい文言だから患者さんが来たくなりそうだ」と。実際、少なくない数の先生が、こういったカッコいい文言をチラシやホームページのヘッダーコピー(一番上の目立つところの文言)につけようとします。
で、まったく集客できない。
なぜ集客できないのかというと、読み手である患者さんが「自分がどうなれるのか」がわからないからです。「どうなれるのか」すなわち結果です。ありのままを伝える整体と言われても、なにがなんだかわからないですよね。
これが小説などの読み物であれば、それもアリでしょう。もしくはあなたの整体院のブランディング(イメージアップのようなもの)のためならば、まだいいかもしれません。でもすぐに集客したいのであれば、これではダメなのです。
人は自分にとってどんないいこと(メリット)があるのか?しか常日頃考えていません。特に情報が氾濫する現代においては、その傾向は顕著になっていると予想されます。なぜなら自分にとってメリットのなさそうな広告までいちいち目を通していたら、時間がいくらあっても足らないからです。
だから、まずはその人のメリットに直結する「結果」、ここでの事例でいうと「手術しかないと宣告された重度の腰痛も解決します」がこれにあたります。こういった具体的で明確な結果をしっかりと告げることが効果的なんです。
整体院の新規集客は結果を言う。話はそれからだ
このように整体院など治療院の新規集客で意識すべきポイントの一つが「結果の提示」です。結果をしっかり提示できないと、集客はかなり苦戦します。
こうなります!と、どれだけ言い切れるか。こんなふうになれるんだ!と、どれだけイメージさせることができるか。これって整体院の新規集客にとって本当に大事。そしてその順番も早い段階がベターです。なぜなら見込み患者さんはせっかちだから。
たとえば、ホームページで、坐骨神経痛の患者を集客するとします。となると一番おすすめは、坐骨神経痛の症状ページを作ること。ここに優良なアクセスを流すことで、来院へとつなげていくことが可能です
で、ここでよくやってしまいがちな失敗が、坐骨神経痛とは~って始めちゃうこと。これはやらないほうがいいのです。なぜなら、そんなもんに興味はないんです。
いや、興味ないは言い過ぎでした。興味がないことはない。でも、先に知りたいのは坐骨神経痛のメカニズムではなく「治る」のかどうかなのです。そのページに坐骨神経痛について書くのはいいですよ。むしろSEO的に大いに書くべき。でも最初に書くことではないんですね。もっともっと後のほうに書けばいいのです。
っちゅうことで、あなたのサイトもチェックしてみてくださいな。
「結果」を提示できていますか?
「結果」をイメージさせられていますか?
「結果」の提示を早目にできていますか?
結果を提示され、それが欲しいと思ったときに見込み患者さんはそのサイトをしっかり読んでくれます。だってその結果が欲しいんだから。
でも結果だけでは整体院に集客できない
「結果の提示」は、ホントにめっちゃ大事です。ただ、そこで止まるとダメなんですね。なぜなら、その結果が魅力的であるほど患者さんはこう思います。
なんで?ホンマに?
たとえば、こんなことが整体院のホームページにデカデカトと書かれていたとします。「ハゲ整体でボーボーになれます!」と。
僕なら絶対にそのサイトに興味わきますよ、奥さん。ワタクシ、ボーボーになれるなら悪魔に心を売る覚悟だってできてますから。でもね、外見はハゲてても中身は正常だから考えるわけ。なんでハゲが治るのよ?って。
で、その疑問に納得のいく回答がなければ、さすがにその商品(整体)を買いません。つまり、「結果の提示」することでつかみとしてはオッケーなんだけど、その次がないと結局は成約にはいたらないのです。
そう。結果を示したなら、その次は「なんで?」や「ホンマに?」に答えないとダメなんです。
これができていない治療院も多いんです。当院で腰痛が治ります!ってなところで止まっちゃう。その次のなぜ治るのかの説明や証拠がない。これじゃあやっぱり多くの患者さんは納得しません。不安だからなかなか買おうと思えないんですね。
「なんで?」と「ホンマに?」に答えると集客がうまくいく
「なんで?」には理由を「ホンマに?」には証拠を提示することで答えていきます。
前セクションの例を使うと「ハゲ整体でボーボーになれます!」という結果を提示したなら、なぜそんなことができるのかを伝えていく必要があるっちゅうことですね。
- アメリカの研究機関で呼吸が浅いと薄毛になるという研究結果がある
- ホルモンバランスの乱れが薄毛の原因という論文がある
- 動物実験レベルですでに●●が薄毛に効果があると判明している
※上記はすべてデタラメに僕が書いたものです
こういったエビデンスを元に
- 呼吸を深くするためにこういった施術を行う
- ホルモンバランスを安定させるために首の調整を行う
- 施術以外にも必要な食事指導とエクササイズを教える
だから解決するんですよと、なぜボーボーになるのかを説明するんですね。この説明に納得すればその患者さんは来院に一歩近づきます。
そしてこの理由説明と合わせて提示したいのが証拠です。
- ビフォーアフターや客観的なデータ
- 患者さんの声やレビュー
- メディア実績
- 権威者からの推薦
などがこれにあたります。
ライザップなどはビフォーアフターの一番わかりやすい例ですよね。●か月でこうなれますよ!と結果を提示し、実際のビフォーアフター写真を見せる。もうこれだけでっちゃあこれだけです。サイトを見ればもっと細かい説明もありますが、もっとも強力なのはビフォーアフターという証拠を突き付けていることです。
「なんで?」に答える理由は実は読んでくれないことがよくあります。特に最近はスマホの普及もあってか、長い文章があまり読まれなくなってきたといわれています。代わりに動画や画像でパッとみてすぐ判断できるもので訴求するほうが成果があがりやすくなってきているんですね。
ハゲ整体であれば、ツルッパゲ からボーボーになっている証拠写真をこれでもかっ!と掲載すればないよりもすごい証拠になるんですね。だってみんなボーボーになりたくてその整体を受けるわけですから。
っちゅうことで、まずは結果を提示する。そして次は理由や証拠で答えていく。これが整体院など治療院の新規集客にとって重要な要素になります。あなたのホームページなどにこれらがしっかり書かれているかをチェックしてみてくださいな。はい。わかったら今すぐチェックな。