治療院チラシは自分でポスティングが最強な理由

治療院でチラシ集客を行う場合の配布方法はたくさんあります。新聞折り込みとポスティングがその代表的なもの。

僕は常時100名を超える有料クライアントと接していますが、その先生たちからあがってくる情報をまとめると「自分でポスティング」がもっとも反応率が高いんですね。

だからチラシ集客をするならまずは「自分でポスティング」してみることをおすすめしています。

っちゅうことでこの記事では自分でポスティングすることのメリットと具他的な手法をお伝えします。チラシ集客を考えているなら必ず最後まで読んでくださいな。

 

自分で治療院チラシをポスティングするメリット

では最初に自分でポスティングすることのメリットについてお伝えします。

先の大きくわけると二つで、自分でコントロールできることと多くの世帯をカバーできることがメリットです。これをもう少し詳しく分けると、以下のようなメリットがあります。

  1. 目立つように工夫することができる
  2. 時間帯を選べる
  3. 漏れなく配布できる
  4. 地域のリサーチができる
  5. 管理人と交渉することができる

ざっと項目を見ただけでは、どこまでメリットがあるのかよくわかりませんよね。ということで、ひとつずつ詳しく解説していきますね。

 

治療院チラシを目立つように工夫することができる

チラシの反応率でもっとも大きな影響を与えているのは「認知」です。簡単いうと、治療院のチラシがあると気づいてもらえるかどうか。

チラシに何が書かれているかどうかよりも、気づいてもらえるかどうかのほうが実は重要だったりします。

よく汚い手書きチラシで反応が出ることがありますが、あれは書かれていることがいいから反応が取れるわけではなく、とりあえず「なんじゃこりゃ」とチラシに気づいてもらえることが理由であることのほうが多いのです。

だからあれの内容をそのままにキレイな文字や構成にしてしまうと途端に反応が落ちちゃう。

ということは、逆にいうと気づいてもらえるように配布すればそのぶん集客できるチラシになるということ。ではなにをすればそれを達成できるのかというと

  • 挨拶してから渡す
  • ドアポストに投函する
  • ドアに挟む
  • キレイに入れない
  • 封筒などに封入し異物を入れる

などがあげられます

 

挨拶してから渡す

これはみんなやりたがりませんが、一番反応を取れる方法です。

やり方は簡単。ただ配布するのではなくインターホンを鳴らして挨拶してからチラシを投函するだけ。頑張れるなら出てきてもらって対面で挨拶するのもOK。

でもなかなか出てきてもらえませんし時間も掛かる。なのでインターホン越しに

あなた
●●で整体院をしております、●●です。地域の皆様にご挨拶させていただいております。ご案内を入れさせていただきますので、よかったら目をとおしてください。

ぐらいの簡単な挨拶で大丈夫です。これでチラシを確認してくれる率はアップします。先に挨拶しておけば人ってなんとなく気になるんですね。そういえばさっきなんか来たなぁってな感じに。

ちょいと勇気は必要ですが、気合い入れて挑戦してみてくださいな。

 

ドアポストに投函する

これはどういうことかというと、マンションなどの集合住宅では1階にポストがずらーっと並んでいます。ポスティングをするとき、ほんとんどの人はここに投函します。だってそっちのほうが楽ですから。

でもそこをもうひと踏ん張りして、わざわざ玄関のドアポストまで行くんですね。そうすると、ほとんどのチラシはそこまで来てないわけですから、あなたのチラシを手に取ってもらえる率は必然的にアップします。

最近はオートロックのマンションが増えているんで玄関までなかなかたどり着けませんが、ドア前までいける場合は是非試してくださいな。

 

ドアに挟む

これは玄関まで行けた場合のみ可能なことですが、ドアの隙間に折ったチラシを挟む方法です。

ドアポストにそのまま投函すると、しばらく確認しない人も中にはいます。そのうちにチラシがたまっていき、たまったところでまとめて廃棄するといった行動に出ます。

これを防ぐためにドアの隙間に挟んで強制的に手に取ってもらうんですね。たまーに苦情になりますが、それを耐えられるのであればやる価値はあります。

 

キレイに入れない

これはドアポストでも集合住宅の1階ポストでも使える方法です。

チラシを投函するときにキレイに折って中までしっかり入れてしまう人がいます。律儀で丁寧な先生に多いようです。人間的にはきっとできた人なんだろうなとは思う。

でもこれをやると他のチラシに紛れてしまって気づいてもらえる確率が下がってしまいます。なので、あえて半分ポストからはみ出させるなどして「ここにチラシがあるで」と気づかせるんですね。

※さすがに画像のような廃墟感はダメですが(^^;)

 

封筒などに封入し異物を入れる

封筒に封入することで認知を上げる方法もあります。でも封筒に入れただけでは大して認知が上がらないことが多い。

そこでもうひと手間加えることで開封して中を確かめてもらえるようになります。その方法は異物を封筒にいれることです。異物はなんでもいいんですが、鈴などであれば音もなるんで効果的だと言われています。若干怪しいですが・・・

異物を入れるのはめっちゃ古典的な手法だし、ちょっと手間も掛かります。なのでまずは小さく試してみて、反応が良さそうなら継続していくといいです。

 

チラシ配布の時間帯を選べる

配布する時間帯を選べるのも自分でポスティングすることのメリットです。

たとえば働く女性をターゲットにしているとします。そうするとどの時間帯に配布したほうがいいと思いますか?

これに明確な答えはないんですが、僕なら夕方に配布します。その理由は、会社から帰ってきてポストを確認したときにもっとも目につきやすい位置に自分のチラシを置くことができるからです。

これが昼間に配布すると、会社から帰ってくるまでに他のチラシが上から被さっていく可能性があるからです。

逆に主婦層など昼間に家にいることが多い層なら、お昼前後に配布したほうがよさそうです。なぜなら夕方以降はあまりポストを確認しないからです。そうすると夜間に配布されたチラシに埋もれていくことになります。

たいした違いはないように感じるかもしれませんが、都市部などで投函されるチラシが多い地域では試してみる価値があります。

 

漏れなくチラシを配布できる

実際にはオートロックされているマンションなどがあって漏れなくというわけではありませんが、それを除けば自分でポスティングがもっとも多くの世帯をカバーできます。

新聞は購読者のみしか配布できません。これはわかると思います。でも実はポスティング業者に依頼した場合も全戸配布をしてくれないことが多いんです。

たとえば〇〇町(全1,000戸)の配布を依頼したとします。全1000戸あったとしても、実際にはオートロックがあったり、チラシ投函お断りの文言が書いてあったりして、すべてに配布することができません。

となると最初から700戸の契約を結ぶ業者があるんですね。そしてその700部のチラシを配布しやすいところから配っていく。なんてことをする業者もあるんですね。

また質の低い業者ならそもそも配っていないということもあります。これは元も子もない話ですが、実際に配布するのは現場のバイトなんで一定割合で起こることですね。

 

治療院の近隣地域のリサーチができる

ポスティングしながら自院の近隣地域にどんな層の方が住んでいるのかをリサーチすることができます。

どんな人が住んでいるのかが肌感でわかれば、次にどんなチラシをどんな切り口で作成すればいいのかのヒントになります。

若い世代が多く住んでいる地域だと思っていたのに、実際に回って確かめてみると高齢の方が多いことがわかったりもします。

また、どんなチラシが配布されているのかもわかるので、その中で自分のチラシがどんなデザインや色にすれば目立つのかのヒントにもなります。

 

チラシ配布マンション管理人と交渉することができる

これはめちゃくちゃおすすめです。ここまでにも何回か記述しましたが、オートロックのマンションが多くなってきたので、ポスティングしたくてもできない場合があります。

そういったマンションでたまに管理人さんが駐在されているところがあるんですね。実はその管理人さんにチラシを配布してもいいかどうか交渉するとOKが出る場合があります。

個別に配布するのはNGだとしても、管理人室の横に設置するならOKが出るといった場合もあるので、とにかく交渉してみましょう。

これはただたんに配布できるというだけではなく、他のチラシが入っていないわけですから、おのずと人の目にとまる(認知)は高くなります。もちろん反応率も必然的に高くなる。やらない手はないですよね。

 

なぜチラシポスティング業者に依頼すると反応率が落ちるのか?

ここまで自分でポスティングすることのメリットについて書きました。これらの工夫ができるから自分でポスティングするほうが反応率が高くなるんですね。

ほとんどのことは業者でもやればできそうなことです。でもさすがにここまではなかなか対応してくれません。

また、業者に依頼いたときに反応率が大きく落ちる例として、他のチラシとまとめて配布することでの反応率低下がみられます。

業者としては一度の手間で多くのチラシを配布したいわけです。そうしたほうが効率がいいですから。だからあなたのチラシだけではなく、他に委託を受けた違うチラシをあなたのチラシを一緒に配布することがあります。そりゃ普通はそうする。

でもそれをやられると、やはり反応率は落ちます。いっしょに複数にチラシをポストに投函するわけですから、あなたのチラシはそれらに埋もれてしまいます。下手すりゃ同業の整体院のチラシなんかも一緒にされたりしますから。

また、当然といえば当然かもしれませんが、どうしてもあなたと違って本気度が低くなります。途中に書きましたが、それこそ配布せずに捨てちゃうバイトなどがいることもあるでしょう。

そういった要因があってやはり「自分でポスティング」が一番反応率が高くなる傾向にあるんですね。

もちろん良質なポスティング業者もあるのは間違いないので、そういったところを見つけることができれば安心して任せればいいかなと思います。

 

チラシポスティングと新聞折り込みとどう違うの?

この記事は「自分でポスティングが最強」という趣旨の記事です。でも実はターゲットや地域によっては新聞折り込みのほうがよかったりもします。はい。

年配の方がターゲットだったり、そもそも自分でポスティングするのが物理的に難しいような田舎では新聞折り込みのほうが良い場合もあります。

ただ僕の全国のクライアントの事例でいうと、それでもほとんどの地域や治療院で「自分でポスティング」のほうが高い反応率をたたき出しています。

先にも書いたので若干重複することでもありますが、新聞折り込みと自分でポスティングの違いは次の2つです

  • 自分でコントロールできるかどうか
  • カバーできる世帯数が少ない

自分でコントロールできるかどうか

新聞折り込みは曜日やある程度の配布地域などの指定はできます。しかしそれ以外のコントロールはできません。

たとえばたくさん折り込まれる曜日なに自分のチラシだけ目立つ位置に折り込むなんてことは、基本的にできません。配布時間もこちらが指定できことはありません。

だからどうしても他のチラシに埋もれやすくなってしまいます。

 

カバーできる世帯数が少ない

新聞折り込みは新聞を購読している人にしか配布できません。特に若い世代は新聞をとっていない人が多いので、そういった層には新聞ではリーチできないのです。

また、新聞には「押し紙」問題があるのでは? といわれています。簡単にいうと購読者数を水増ししているのではないか?という疑惑ですね。

これが本当に横行しているなら、新聞折り込みの反応率は悪くなって当然です。

※ここからは完全に余談なんで、興味ない人は飛ばしてもらっていいです。

新聞折り込みをしたことがある先生はわかると思いますが、販売店ごとに発行部数が示されています。この地域は5000世帯に配布していますよーってな表ですね。

んで、こちらとしては「じゃあその5000世帯に折り込んでください」とチラシを5000枚渡すわけ。でも実際には3000世帯にしか契約世帯がないんですね。だから3000枚しか配布していない。でも5000枚分の料金は請求される。

うん。これが本当ならどうにかしてほしい問題ですよね。

 

治療院チラシポスティングまとめ

新聞折り込みとポスティング以外にも配布方法はたくさんあります。

でもまずは「自分でポスティング」をためしてみてください。この記事で書いたように自分でポスティングがもっとも反応が出やすい傾向にあるからです。

チラシは多くの地域で反応が出にくくなっています。特に都心部では厳しい。それでもここで解説したような工夫をすればまだまだ費用対効果に見合った集客は可能です。

正直いって自分でポスティングするのは大変です。なのでまずは自分でポスティングをして反応をテストする。反応が出ることがわかれば、それを新聞折り込みチラシや業者に任せたポスティングに変更していくのがおすすめです。

その他のチラシ配布方法や、チラシの作成方法については以下の記事を参考にしてください

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