店舗ビジネスをされていてweb経由で集客したいと考えているなら、Googleビジネスプロフィールの活用とMEOが必須の時代がやってきました。もちろんこれを読んでくださっているあなたの治療院・サロンだって例外じゃあありません。っちゅうか、関係ありまくり。
理由はいたって簡単、グーグル様がここに力を入れているからです。
この方針がいつ転換されるかは誰にもわかりません。んなこたぁ一般人の僕にはわからない。そういえばつい先日、あれだけ気合いを入れていたGoogle+(グーグルプラス)が終了することになりました。天下のグーグル様だってダメなときはダメなんですね。
でも少なくともこのレポートを書いている2018年10月の段階ではこのサービスを広めていきたいというグーグルの意図は明白です。
こういったサービスが広まってくるときに、いつまでたっても動こうとしない人がいます。
「しばらくは様子を見ていよう。だって本当にそれで集客できるかどうかなんでわからないし・・・」といった感情が芽生えるからでしょうか。うん。僕もこの気持ちよーくわかります。
でもね、とっとと動いたほうがいいです。確かに治療院によって置かれている状況はさまざまです。商圏も違えば、ターゲットとしている患者さんの層もコンセプトもさまざま。そういった意味ではすべての院にベストマッチするサービスとまでは言いきれません。
とはいっても影響が少ないという院はおそらくごくごく少数派。だからぼやぼやしていると周りのライバル院がしっかり対策を取ってきたときに、非常に不利な状況に追い込まれてしまいます。だから今のうちからグーグルの意図を汲んでいろいろと対策をしていく必要があるんですね。
ではいったいなにをすればいいのかというと、検索も含めグーグルに評価されるには信頼の積み上げが大事だと僕は考えています。
・信頼のおける情報を掲載しているか
・読みやすくしているか
・人の役に立っているか
・世間に支持されているのか
これらを達成していくことがグーグルに評価される傾向にあると感じています。
とはいえ、やるべきことは無限にあります。そのすべてをやりつくすことはめちゃくちゃ難しいですし、不可能だと僕は思う。特に1人で施術も院運営もなにもかも行う院ならどうしても時間が足りない。だから知識はあったとしても、実践にどこまで移せるかはまた別の問題だと言えます。
そこでそういった小規模院はやるべきことの優先順位を決める必要が出てきます。どこに自分の大切な時間を使うのかという順番。そして今、その優先順位の1番となりうるのがこのGoogleビジネスプロフィールとMEOです。
どんなことにも絶対はありませんから、このレポートに書かれていることを実践してもすぐに成果が出るとは限りません。また、その成果に地域差だって存在します。
でも今のところ力を入れている治療院は少ないので、比較的小さな労力で成果をあげる可能性は高いのです。
っちゅうことで今すぐ最後まで目を通してください。そしてすぐに行動してください。
なぜ治療院はMEO対策が必要なのか?
まずはMEOの説明から始めますね。
画像は「大阪市 整骨院」と検索をしたときのものです。こういった検索をしたときに地図が表示されることがあります。
昔はこの検索キーワードに地域名が入らないとあまり地図は表示されていませんでした。でも今は地域名がなくても地図表示されることが多くなりました。たとえば「整体」や「腰痛治療」とだけ入力してもだいたい地図が表示されます。
このように検索したときに表示される、地図上とその下に自院の情報が掲載させるための対策をMEOといいます。つまり対策をするとここに表示されやすくなるというわけ。
前ページの画像は大阪の平野区にいるとき、僕のパソコンで「大阪市 整骨院」と検索したときの画面です。
黒枠で囲った箇所はPPC(アドワーズ)広告と呼ばれている有料でweb広告を出稿できる場所。広告なので上位に表示されます。お金を払うと庶民を見下ろせるわけです。
その下の赤枠の箇所がさきほど説明した地図表示。ここがMEOの必要な場所です。
そしてその下に(青枠の箇所)オーガニック検索結果が表示されています。SEO対策という言葉を聞いたことがあると思いますが、その対策をするとこの部分に表示されることになります。
地図が出るような検索をした場合、普通のオーガニック検索よりもローカル検索(地図表示)のほうが上位に表示されちゃいます。これがMEOが必要な理由です。
ちょっとぐらい上に表示されたからってなんかいいことあんの? と、あなたは思うかもしれません。んが、上位表示ってのはめちゃくちゃ有利なんです。
下の図は表示順位ごとのクリック率(どれだけクリックされたのか割合)を示した図です。アメリカのInternet Marketing Ninjasが2017年の夏に調査したものを拝借してきました。
参照:https://www.internetmarketingninjas.com/blog/google/announcing-2017-click-rate-study/
この表の見方わかりますか? 縦がクリック率。横が掲載順位です。
テキストにするとこんな感じ
1位・・・21.12%
2位・・・10.65%
3位・・・7.57%
4位・・・4.66%
5位・・・3.42%
6位・・・2.56%
7位・・・2.69%
8位・・・1.74%
9位・・・1.74%
10位・・・1.64%
これを見るとわかると思うんですが、下のほうにいくほどクリックされない状態になってしまうんですね。8位からはもう1%台になっています。
「地域名+業種」で検索すると、今はどの地域でも上部にPPC広告が入ります。地域によってその数は変動するけれども、たいていは2~3個は入る。そしてその下にローカル検索(地図)が3つぐらい入る。んで、最後にオーガニック検索が並ぶ。
もうこの時点でかなり下に位置するので、仮にオーガニック検索(SEO)で1位を取ったとしても、クリックされる率は2%前後と予想されます。
しかも最近は「地域名+業種」で検索するとポータルサイトがやたらと強いので、ここで上位を取るのもけっこう難しいんですね。
となると、地図に表示されずにオーガニック検索だけで勝負した場合、それがクリックされる率はめちゃくちゃ低いことがわかると思います。
つまり地図に表示されるMEOをせずにSEOだけをしても、「地域名+業種」の検索ではほとんど集客できない時代になったということです。
前ページの画像を見てもらえばわかりますが、ポータルサイト以外の実店舗は3つしか表示されていません。大阪市にはうじゃうじゃ接骨院があります。でも表示されるのはたった3院なんですね。
この検索結果は、キーワードや検索した場所などの状況によって変化します。(ここは後ほど詳しく説明します)だから常にこの3院だけが表示されるよという意味ではありませんが、ここに表示される数は限りがあるため、なんらかの施策をしなければないないのです。
グーグルで音声検索すると・・・
テレビCMで「OK!Google」とスマホに話しかけているのを見たことがありますか? あれは文字入力をせずに音声で検索しているんですね。
実はこの音声検索をする人がじわじわと増えてきているようです。これを書いている2018年の段階でスマホで検索する人の2割~3割がこの音声検索を使用していると言われています。
以下は左が「吹田市 整骨院」右は「この近くで接骨院」とスマホに向かって音声検索をした結果の画面です
表示されているのは、地図とGoogleビジネスプロフィールの情報です。院名をクリックするとGoogleビジネスプロフィールのページに飛びます。
音声入力するとローカル検索結果のみ表示されて、従来の自然検索は表示されないんですね。こうなったらもうMEOをやっていない治療院は存在しないも同然です。
追記:2020年7月現在は音声検索でも通常の検索結果が表示されるようになっています
今後はこのローカル検索結果でそのまま料金比較ができたり、予約ができたりするようになると言われています。すでに一部の業種(ホテル業界)などでは値段比較ができます。
予約に関しても、すでに治療院でもそのまま予約ページのリンクを設定することができるようになっています。
おそらく今後もっとたくさんの機能が充実されていくだろうと言われています。機能が充実して便利になると、それを皆が使うようになるでしょう。
と、ここまで行ってしまう前になんとかその土俵に乗ったほうが絶対にいいんですね。だからMEOとGoogleビジネスプロフィールをやる必要があるのです。
MEO検索順位はこの3つで決まる
ローカル検索の検索順位は関連性・距離・知名度の3つの要素で決めています。これはグーグルが発表しています。
治療院や症状との関連性
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
関連性とは、検索語句とローカル リスティングが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
たとえば「整骨院 大阪市」と検索した場合、このキーワードに関連した情報をGoogleビジネスプロフィールにしっかり掲載した院が上位表示されるということです。うん。当たり前っちゃあ当たり前ですね。
また、業種だけではなく症状でも今は地図が表示されます。たとえば「腰痛治療」とか「腰痛」と入力しただけでもローカル検索結果が表示されるんですね。
この場合関連性を高くしようとすれば、Googleビジネスプロフィールの中に腰痛治療に関することを記載しているかどうかはプラス要因になります。
ということはどんな症状に関することもGoogleビジネスプロフィールに記載しておくことが、より多くの検索で表示されることにつながります。基本内容以外にも投稿なども活用するのもおすすめです。Googleビジネスプロフィールについては後で詳しく解説します。
注意!関連性を高めるためにビジネス名(屋号)に症状名などを入れ、実際の屋号と異なった表記をする院があります。
例:新大阪整体【腰痛施術に特化・日曜営業】
これは規約違反で最悪の場合アカウント停止を喰らいます。絶対にやらないようにしましょう。
確かにこれをやると症状名を含む検索で表示されやすくなります。でもアカウント停止になったらめちゃくちゃ大変なんでやらないように!
検索者とあなたの治療院まで距離
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
同じキーワードで検索したとしても、どの場所で検索したかによって表示結果は異なるという意味です。
たとえば大阪で「整体院」と検索すれば大阪の整体院が表示されます。東京で「整体院」と検索すれば東京の整体院が表示される。
これは自分でコントロールすることはできないので対策はしようがありません。ただし距離だけが影響するわけではないです。多少遠くても他の要素が勝っていれば表示されることは可能です。
あなたの治療院の知名度
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
知名度とは、あなたの院がどれだけ他で知られているのかということです。
たとえば他のサイトにあなたの院のURLが貼られる(外部リンク)のもこれにつながります。また、URLは貼られていなくても、院名や住所、電話番号などが掲載されているだけでもOKです(サイテーションシグナル)。Googleビジネスプロフィールの口コミの数や質も影響します。
また通常のSEOもローカル検索結果に影響されます。MEOとSEOは別と考える人もいますが、それは間違いです。
この知名度の考え方は、従来の自院のwebサイト(ホームページ)だけを考えるのではなく、もっと広い範囲での知名度と捉えてください。
どのように計測しているのはわかりませんが、オフラインでの知名度もローカル検索結果に反映されます。ヘルプページには以下のように書かれています。
ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、検索結果にはこうした情報が加味されます。たとえば、多くの人に知られている著名な美術館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
なんとなく、どのようなことがローカル検索結果に影響するかがわかりましたでしょうか? うん。たぶんほとんどの方がピンときていないと思います。僕があなたの立場なら絶対にこの説明ではわかりません。
ということで、ここからはより具体的にどうすればいいのかについてお伝えしていきます。その前におさらい動画を
MEO対策≒Googleビジネスプロフィールの充実
ここからは実際にMEOをどうすればいいのかについてお伝えしていきます。
最初にやるべきことはGoogleビジネスプロフィールを充実させることです。充実という単語を使いましたが、ようはちゃんと情報を掲載しろっちゅうことです。
これはなにも極秘の情報とかではなく、グーグルが明確にそう言っています。
ヘルプページにて、「ローカル検索結果に表示されるビジネスの掲載順位は、Googleビジネスプロフィールを使って改善できます」と明言しています。そしてその方法も教えてくれています。
ただ、グーグルが書く文章はとにかくわかりにくいですよね。コイツらわざと難しく書いとんか? って思うぐらいわかりにくい。僕みたく読解力のないチンパンジー寄りの人間だと最低3回は読まないと理解できない。
場合によっては3回読もうがてんでわからんときもあるぐらい。っちゅうことで、ここではそれを解説していきます。チンパン加藤がガツンと解説してやります。
Googleビジネスプロフィールに詳細で正確なデータを入力
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
必ずすべてのビジネス情報を Googleビジネスプロフィールの管理画面に入力して、ユーザーにビジネスの内容、所在地、営業時間が表示されるようにします。入力する情報は、実際の住所、電話番号、カテゴリなどです。ビジネス情報は必ず最新の状態を保つようにしてください。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
Googleビジネスプロフィールの管理画面で、とにかく入力する欄がある情報は全部埋めてください。
住所・営業時間・電話番号・ホームページURL・予約フォームリンクなどなど項目はたくさんあります。
こういった細かい情報をしっかりと入力することが、ユーザビリティにつながります。もちろんそれがグーグルからの評価につながり、MEOとなり上位表示という結果になっていきます。
●電話番号
電話番号はフリーダイヤルや携帯電話、あとIP電話(050など始まる番号)よりは普通の固定電話の番号が望ましいとされています。その理由はより地域との関連性が高くなるからです。
※グーグルが正式に発表していることではないんで、どこまで影響があるかはわかりません。ご自身で調べるか、そこまで気にせず無視してもらってもOKです
●住所
住所はできる限り同じ表記にしてください。これはどういう意味かというと、ネット上に自院の住所を表記する場合にまったく同じ(コピペ)にして欲しいということです。
たとえば、弊社ウェブサイトに記載している住所は以下です
大阪府大阪市東淀川区東中島1-17-5 ステュディオ新大阪425
これをGoogleビジネスプロフィールの登録では
大阪府大阪市東淀川区東中島1-17-5-425
ブログでは
大阪市東淀川区東中島1-17-5-425
といったように意味は同じでも変えてしまうのは良くないという意味です。どの住所にしてもいいのですが、書き方は統一してください。全角と半角の違いでもダメです。
これはNAPの統一と呼ばれています。それぞれの頭文字です
Name(店舗や会社の名前)
Address(住所)
Phone(電話番号)
これらを統一する理由は、そうしておかないとグーグルがそれぞれ別の店舗であると認識してしまう可能性があるからです。
後ほど解説するサイテーションと関わってくることなのですが、とにかく別店舗だと認識されるのはマイナスなので、表記は一致させるようにしてください。
※表記の揺れはある程度認識してもらえるので、ちょっとでも違えば必ず別物として扱われるという意味ではありません。またグーグルが明確に発表しているわけではなさそうです。(発表してたらゴメン)同じにしてマイナスはないのでせめて自分が出すコンテンツはできるだけNAPを一致させましょうという意味です。
●ネット予約
ネット予約されているならそのまま予約フォームにリンクさせてください。web予約フォームがない治療院でも予約のリンク設定をすることをおすすめします。そのままお問い合わせフォームにリンクさせるといいです。
●投稿
データからは少し外れるかもしれませんが、投稿機能を使ってキャンペーンやお知らせをこまめに更新していくことも地道な作業ですが大切です。
内容はキャンペーンなどでなくても、新たに患者さんの声をもらったときやブログを更新したときなど、見込み患者さんに有益な情報であればなんでもOKです。地道に更新していきましょう。
※投稿は文字数制限や、掲載期間制限があります
ビジネスのオーナー確認
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
ビジネスのオーナー確認を行うと、Google マップや Google 検索のような Google サービスにビジネス情報が表示される可能性が高まります。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
登録していないなら今すぐ以下から登録してください
ビジネスリスティングの追加または登録
https://support.google.com/business/answer/2911778#verify
※自院のGoogleビジネスプロフィールに「このビジネスのオーナーですか?」と表示されていれば、登録できていません。
もちろん重要なことなんで「面倒くさいからやめとこ」なんてことは言わずにやりなはれや。
治療院の営業時間を正確に掲載する
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
祝祭日や特別イベント向けの特別営業時間も含め、営業時間を最新の情報に保つことで、見込み顧客は営業時間を把握でき、安心して営業時間中に店舗を訪れることができるようになります。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
実際に検索してみるとわかりますが、営業時間を正確に入力しておくとリアルタイムでその院が営業中かどうかを表示してくれます。また祝日などで特別に休む日などがあればそれもこまめに設定しておくといいです。「特別営業時間の追加」から設定できます。
特別営業時間を設定する
https://support.google.com/business/answer/6303076#online
クチコミの管理と返信(MEOに超重要)
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
ユーザーが投稿したビジネスのクチコミに返信すると、ユーザーとのつながりを作ることができます。さらに、クチコミに返信することでユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、見込み顧客が店舗に訪れる可能性が高くなります。リンクをクリックするとクチコミを書き込めるようにして、ユーザーにクチコミの投稿を促しましょう。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善するhttps://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
Googleビジネスプロフィールに投稿された口コミに対して、店舗側からちゃんと返信をしろよ!ということと、口コミを集めろ!ということが書かれています。っちゅうことでその通りにしてください。
んで、丁寧に口コミの集め方まで書いてくれています。ようは書いてとお願いしてもどうやればいいかわらんから、URLを直接送ったれとグーグルは言っております。こんな感じに
https://search.google.com/local/writereview?placeid=ChIJx9XxbTzkAGARUDdyE5uBO3w
上記をクリックすればすぐ口コミ投稿ができる状態に持っていけ。と、こうおっしゃっているんですね。上記のURLじゃちょっと長すぎるというのであれば、URL短縮ツールなどを使ってみてください。
こういったところです ⇒ http://urx.nu/
こういうのを使うとあーら不思議、すっきり短くなります
http://u0u0.net/MgE8
紙に印刷して渡したりその場で口コミ投稿をしてもらうなら、QRコードを使うのがおすすめです。こんな感じに
こういったものツールを使えば簡単に作成できます。
QRのススメ https://qr.quel.jp/form_bsc_url.php
リンクに必要なURLの作成方法はこちらから
・ユーザーがクチコミを書くためのリンクを作成する
https://support.google.com/business/answer/7035772
口コミはなにもせずに待っていてもそれほど集まるものではありません。よっぽど有名な治療院であれば別でしょうが、普通は難しいです。となると、残された道は一つ。サクラを使ってヤラセをする 患者さんにお願いして書いてもらうしかありません。
口コミの数がMEOにつながりますので、地道にお願いしていきましょう。
お願いするときは誰でも簡単に迷うことなく投稿ができるように導いてあげることがコツです。その場で口コミ欄まで誘導してすぐに書いてもらったり、口コミ投稿の仕方を詳細に記した用紙を渡したりするなど、いろいろ工夫してみてください。
※ひとつだけ大きな大きな難関があります。それはグーグルアカウントを持っていないと口コミ投稿ができないことです。年配の方だと持っていない人が多いので、その場合はグーグルアカウントの取り方から教えてあげる必要があります。ここが一番の壁かも。。。
※声がこもって聞こえにくかも。マイク使い忘れました・・・
動画中にプレイスIDを使って口コミのURLを作成する(2:26あたり)というものがありますが、Googleの仕様が変更されました。現在(2019年7月)は短縮URLを作成する方法が推奨されています。そちらの作成方法は新たに動画を作りましたので、参考にしてください
治療院の院内・院外の写真を追加
グーグルのヘルプページには以下のように書かれています
リスティングに写真を追加すると、商品やサービスに焦点を当てることができ、ビジネスの内容を紹介しやすくなります。的確で訴求力のある写真を掲載すれば、求めている商品やサービスがあることを見込み顧客にアピールできます。
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
グーグル様は写真をいっぱい掲載しろよ! と言っています。その写真には3つの種類があって、ヘルプページをそのまま引用すると以下です
●プロフィール写真
プロフィール写真を掲載すると、Google サービス上でお客様のビジネスが目に留まりやすくなります。●カバー写真
カバー写真を掲載するとページの個性をアピールできます。カバー写真は、お客様のリスティングに優先的に表示する写真として設定されます。ただし、希望した写真が必ず最初に表示されるとは限りませんので、ご了承ください。●その他の写真
その他の写真を追加すると、顧客が購入を決める際の決め手となるビジネスの特長を強調することができます。詳しくは、ビジネス用写真に関する記事をご覧ください。
Googleビジネスプロフィールはたくさんの文字で魅力を伝えるサービスではないです。必要最低限の情報と、写真、口コミこの3つであなたの院の魅力を伝えるサービスです。だから写真はめちゃくちゃ重要なんですね。
以下のヘルプページで具体的にどういった写真を掲載すべきか説明されています。
ビジネス用写真
https://support.google.com/business/answer/6123536
一部治療院には該当しないものもあるので、該当しそうなものだけピックアップすると
●外観の写真 少なくとも3枚
目的:さまざまな方角から来院する患者さんがあなたの治療院を見つけやすくするため。
掲載する写真は
・特定の方向からだけではなく、さまざまな方角から撮影したもの
・昼間だけではなく夜間など違う時間帯のものを撮影
といったことに気を付ける必要があります。必然的に複数枚になります。
●院内の写真 少なくとも3枚
目的:患者さんに内装や雰囲気を伝えること。
ヘルプページには「お客様として店内にいるときの様子がありのまま伝わるように写真を撮りましょう」と書かれています。
ここをそのまま読み取ると、誰も写っていない院内ばかりではなく、実際に患者さんやスタッフが写っている写真なども掲載するといいかなと思います。
●サービスの写真 少なくとも3枚
目的:どんなことをしている院なのかがすぐに伝わるようにする
提供しているサービスを患者さんが受けている写真を掲載する。ほとんどの場合は施術になると思うので、問診・検査・説明・施術など場面の写真になります。
●共有エリア 少なくとも各1枚ずつ
目的:「出張やレジャーの計画を立てているお客様を引きつけることができます」とヘルプページには記載されています。
うん。これは治療院ではどれに当てはまるかわかりませんね… とりあえず待合室が一番あてはまりそうです。他に共用エリアがある場合はそれを掲載しましょう。たぶんそれでOKなはず。知らんけど
●従業員の写真 少なくとも3枚
目的:「チームの写真は、施設の舞台裏を紹介するうえで重要です」ヘルプページには記載されています。治療院の雰囲気などを知る上で重要という意味と考えます。
ヘルプページには、
1. 少しくだけた様子を見せると、お店やサービスに人間味が加わります。
2. あなた自身やスタッフの個性をアピールして、お客様に人となりを感じ取ってもらいましょう。
と、ありますが、これはあなたの治療院のコンセプトや考え方に合致するものを掲載するのがおすすめです。たとえば楽しそうに笑顔でピースしていればいいのかといえば、決してそうではないと僕は考えています。
なぜか患者さんと二人でピースしながら写っている写真をwebサイトに掲載する治療院が多いです。別にあれが悪いわけじゃないんですが「それ、あなたの院のコンセプトに合っていますか?」と問いたいことはよくあります。
何度も言いますが、笑顔にピースが悪いわけではありません。でもなにも考えずに皆がそうしているから自分もそうするなんてのはやめましょう。ピースなんぞしなくてもちゃんと患者さんは来てくれますんで。
●施術室 少なくとも3枚
ヘルプページには客室と書かれています。これは最初にあげた院内の写真の中にすでに含まれていると思いますが、施術室はいろんな角度から3枚は掲載しておいたほうが無難です。
写真のガイドライン
写真にはグーグルが推奨する基準があるんで、それは必ず守りましょう。
ヘルプページには以下のように書かれています
●形式: JPG または PNG
●サイズ: 10 KB~5 MB
●最小解像度: 縦 720 px、横 720 px
●品質: ピントが合っていて十分な明るさのある写真を使用します。大幅な加工や過度のフィルタ使用は避けてください。雰囲気をありのままに伝える画像をお選びください。
動画も掲載できますが、写真と同じくガイドラインがあります
時間: 最大 30 秒
ファイルサイズ: 最大 100 MB
解像度: 720p 以上
以上のことに気をつけてGoogleビジネスプロフィールのすべての項目を丁寧に記載していってください。グーグルの提供するサービスはどれもそうですが、ちょっと見ない間にどんどん変化していきます。気が付くと新しい項目が増えているなんてこともしょっちゅうです。
なので、一度作成したからといって安心しないでください。とりあえず1か月に一度は、新しい項目が増えていないかチェックするのがおすすめです。
冒頭にも書きましたが、Googleビジネスプロフィールはグーグルが力を入れているサービスです。新しい機能もおそらくどんどん追加されていきます。乗り遅れないためにもこまめにチェックするのは忘れないでくださいね。
MEO検索順位の治療院がやっていること
治療院のMEOは常に変動しています。それでもいつも上位に表示されている治療院があります。そういった院の施策に共通するのは「更新」です。常に新しい情報をアップし続けているんですね。
MEO集客でもSEO集客でも「更新」はめちゃくちゃ重要です。どんな治療院でも時が経てば情報は変化します。外観や院内の様子、施術コースや料金、スタッフの顔ぶれなどなどずっと同じはあり得ないはず。そういった情報を常に最新のものに更新していくことが大事なんです。
なぜ更新が重要なのかというと、ユーザー(見込み患者さん)にとってそれが有益な情報となるからです。「Googleビジネスプロフィールの情報を頼りにあなたの治療院に行ってみたけど掲載されている情報と全然違った」なんてことがことが起こらないようにしたいんですね、Googleは。
だから治療院の新しい情報を発信し続けることが、MEOの上位に表示につながります。
ここでいう更新とは、基本情報の追加や修正や投稿です。投稿は時間が経てば表示されなくなりますが(約1週間)定期的に投稿することでかなりのMEO対策になります。面倒くさがらずにコツコツと情報発信をしていきましょう。
Googleビジネスプロフィールの基本情報掲載の次にやるMEO対策
MEOのためにはまずここまでに書いたことを参考にしてGoogleビジネスプロフィールに自院の情報を丁寧に掲載していってください。これは必須です。頑張れば誰でもできることなんで今すぐにやってください。
んで、ここまでできたら次にすすみましょう。ちょっと難しいとこともあるんでできないところは飛ばしてもらってOKです。できることをやっていきましょう。
アメリカのMOZという会社がローカル検索結果に影響する要因として以下のようなレポートを出しています。
1.Googleビジネスプロフィールへの掲載…19%
2.被リンク…17%
3.ページ内要因…14%
4.サイテーションシグナル…13%
5.レビューシグナル…13%
6.ユーザー行動シグナル…10%
7.パーソナライゼーション…10%
8.ソーシャルシグナル…4%
引用:2017 Local Search Ranking Factors
https://moz.com/local-search-ranking-factors#localized-organic-ranking-factors
Googleビジネスプロフィールへの掲載が19%でもっとも影響力が高いとされています。Googleビジネスプロフィールについてはこれまでにお伝えしたことを意識して丁寧に作りあげていってください。
先にも書きましたが、これはやれば誰でもできます。でも今は(2018年9月の時点)まだしっかりできていない院が多いので、ここをしっかりするだけでもかなり違います。とっととGoogleビジネスプロフィールを充実させて検索上位にもってきてください。
Googleビジネスプロフィールに自院の情報を詳細に記載すのは、先に書いたローカル検索順位を決定する3つの要素の「関連性」の強化に該当します。
被リンク…17%
被リンクとは、外部サイトからリンクを貼られている状態のことを指します。クリックするとそのサイトに飛ぶあれですね。たとえばこんな感じ
・セラピストサポート https://therapistsupport.com/
クリックすると僕のサイトに飛びます。この状態が被リンク。この被リンクもローカル検索結果に影響します。これは「知名度」と「関連度」に当たります。
ただしこの被リンク、数が多ければそれでいいというわけではありません。先ほどのようにURLでリンク表示するよりもアンカーテキストのほうが効果的です。こんな感じに
テキストでリンクを作成してもらったほうがいいのです。とくにここは「関連性」に影響しそうです。このアンカーテキストに含まれる文字とリンク先のサイトは関連があると判断だれるからです。
たとえば
【1】 http://seitai-shinosaka.com/
【2】 新大阪整体
【3】 慢性腰痛専門院の新大阪整体
この3つではそれぞれ意味合いは違ってきます。
【1】 だとただURLが貼られているだけなので関連性はよくわかりません
【2】 は新大阪と整体に関連するサイトだと判断されます
【3】 だと新大阪・整体・慢性腰痛に関連するサイトと判断されます
このようにそのサイトに関連あるキーワードを含むアンカーテキストでリンクされると「関連性」が評価されると予想されます。
また、外部サイトの内容や質も重要です。たとえば普通の個人が日記を書いているような権威性の低いサイトからのリンクはそれほど評価されません。逆に権威のあるサイトや、治療院と関連あるサイトからのリンクであれば評価が高くなります。
被リンクは「関連性」と「知名度」に影響していると考えます。
ページ内要因…14%
これはおらくこれは自院サイトの内容を指していると思います。Googleビジネスプロフィールのページ内要因は1位に含まれると考えます。どっちみち両方しなきゃダメなんで結果は同じです。
これは自院のサイトをしっかり作り込んでいるかどうかが重要になります。グーグルもヘルプページで以下のように書いています
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます
参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する
https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
このように通常のSEOもMEOに影響していると明言しています。「関連性」に影響すると考えられますので、地域や症状などの情報が丁寧にわかりやすく掲載されているかも大事です。
サイテーションシグナル…13%
先に書いた被リンクはリンクされている状態を指しました。それに対しサイテーションはリンクが貼られていなくても、あなたの治療院が他のサイトで言及されたり引用されたりしているかを指します。
基本的には治療院名・住所・電話番号などが他のサイトに記述されていればOKです。他人がやることなんでコントロールすることは難しいですが、できるだけNAPが一致されていることが望ましいです。
NAPとは先に書いたように、Name(店舗や会社の名前)、Address(住所)、Phone(電話番号)のことです。
他サイトに自院のNPAが記載されているということは「知名度」につながります。
レビューシグナル…13%
Googleビジネスプロフィールの口コミ数も検索結果に影響します。これは被リンクやサイテーションと違い、自分で対策できますので今すぐ取り組んで組んでください。
対策についてはこのレポートの「クチコミの管理と返信」のところでお伝えした通りですので参考にしてください。口コミを頼んで増やし、そしてそれに対して丁寧に回答していってください。
レビューも「知名度」につながります。
ユーザー行動シグナル…10%
ユーザー行動シグナルというは、サイトに訪問した人がどれぐらいそのサイトに滞在したのかであるとか、何ページ閲覧したのかなどを指します。スマホであれば電話番号をタップしたのかどうかなども含まれていると言われています。
こういったことはローカル検索結果に影響するようです。おそらく滞在時間が長い、閲覧数が多いほうが相対的にいい影響を与えると予想されます。
しかし2016年にグーグルのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)っちゅうオジサンは、こういった滞在時間は検索順位に影響しないと言っています。SEOとMEOは別ですので同じには考えられませんのでなんとも言えませんが…
とはいえ、いずれにしてもいいサイトを作れば滞在時間も伸びますし、直帰率も下がる傾向にあります。検索結果にあろうがなかろうが、いい求められるサイトを作ることが大事ですね。
パーソナライゼーション…10%
これは閲覧する人の属性や過去の検索履歴などから、その人にあった検索結果を表示させていることを指します。なのでこちらでコントロールすることは難しいです。
ソーシャルシグナル…4%
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSでどれだけ自院の名前や住所などが書かれているのか、「いいね」されているのかが影響します。「知名度」につながります。
まとめ
いかがでしたか? やるべきことは見えてきましたか?冒頭でお伝えしたように、グーグルが力を入れているサービスです。地域店舗ビジネスである治療院にとってはめちゃくちゃ影響が大きいです。
そういった意味では今すぐに取り組むべき施策です。
少しだけデメリット面をあげるとすれば、Googleビジネスプロフィールに掲載できる情報はあまり多くありません。だからそこだけを見てあなたの治療院に来院してしまうと、患者さんが求めていることと、あなたが提供している施術に乖離が生じる危険性はあります。ミスマッチの状態です。
これは治療院としては絶対に避けたいこと。お互いが損することだからです。
でもその「ミスマッチが怖いからGoogleビジネスプロフィールは使わない」とは言っていられる状況ではなくなっていくだろうと僕は思っています。それぐらい集客には大きな影響があるからです。
Googleビジネスプロフィールから自院のwebサイトにも飛べるようにもなっています。だからGoogleビジネスプロフィール経由の患者さんすべてにミスマッチが起こるというわけではありません。
また今度でいいや。どうしようかなぁ。と考えている間にもあなたのライバル院はどんどんMEO対策をやっていきます。特に口コミなどはコツコツと積み上げていくことが大事なんで、先にやっていたほうが有利であることは間違いありません。
このレポートがあなたの治療院の集客に役立つことを楽しみにしています。っちゅうことで今すぐ行動しなはれや。
MEO以外の集客も強化していきたい先生は以下の記事に治療院の新規集客をまとめていますんで、参考にしてくださいね
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