治療院のコロナ対策

あなたの治療院ではコロナウイルス対策はしていますか? 対策には「感染拡大防止対策」と「経営上の対策」のふたつがあります。

患者さんに感染させないため、院をクラスター発生源にさせないための対策は「感染防止対策」
それに対しコロナ禍にあっても、もしくはコロナが落ち着いた後に復活するための対策が「経営上の対策」
もちろん両方とも大事。っちゅうことでこの記事では、コロナウイルスに負けずに治療院経営を続けていくためにやるべきことについてお伝えします。

第2波でコロナ緊急事態宣言が出た場合、営業してもいいか?


この記事を書いている2020年7月28日現在では緊急事態宣言は解除されています。ただ、第2波・第3波によってふたたび宣言が出される可能性はゼロではありません。そこでそういった事態になった場合、営業をどうすべきかは考えておく必要があります。

緊急事態宣言が出されたとき、僕のもとには多くの質問が来ました。「ウチは営業してもいいの?ダメなの?」ってな質問です。こちらは5月25日に解除された東京都の休業要請一覧です。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1007617/1007679.html

紆余曲折があったのですが、国家資格者が行う接骨・鍼灸・あん摩マッサージ院は休業要請対象外。整体院は要請対象。ということになりました

んが、整体院には「※主として利用者が身体機能の維持を目的として利用する施設は、要請の対象外とする」 との注釈が付きました。つまり「ウチは身体機能の維持を目的としてるよー」と言えば営業してもいいっちゅう話なんですね。

ここに落ち着くまで現場はものすごーく混乱しました。で、僕に質問がいっぱい来たんですね。僕のクライアントでいうと、接骨・鍼灸・あん摩マッサージ、整体、カイロ、国家資格うんぬんは関係なしにほとんどの院が営業されていました。

以上のことから今後再び緊急事態宣言が出された場合でも、感染拡大対策をきっちりしたうえなら営業するのはなんら問題ないと考えています。ただし、営業するにしてもしないにしてもそのアナウンスはしましょう。

コロナ下での営業理由を説明する


緊急事態宣言時に営業していた先生のもとに「こんなときに営業しているなんてけしからん!」といった連絡が届いたそうです。なにも悪いことはしてないので、無視すればいいっちゃあいいんですが、一人そういった意見を持つ人がいるということは、そのほかにもたくさん存在することを意味します。つまり

  • こんなときに営業して金儲け主義なのかな?
  • 自分だけよければいいの?
  • 感染とか大丈夫なの?

といった感情や不安を持つ人が大勢いる可能性があるということ。

これらの意見をゼロにすることはできませんが、事前にアナウンスすることでいくらか緩和することは可能です。たとえば

 

当院は〇〇県が指定する「社会生活を維持するうえで必要な施設」に該当するため、営業を続けております。コロナ自粛などの影響で体調を崩されている方も多く、こんなときだからこそ地域の皆様の健康のために施術にあたるべきと考えています。感染拡大防止の対策として以下を徹底し営業しております。

  • 完全予約制とし、他の患者さんとの接触がない状態を保ちます
  • お一人施術毎にベッドのシーツ交換
  • お一人施術毎に院内のアルコール消毒
  • お一人施術毎に10分間の換気し空気を入れ替える

なお、感染拡大防止措置の時間が必要ですので施術できる人数に限りがあります。そのため、当院のご利用が初めてで緊急性のない症状の場合はご予約がお取りできない場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

と、こんな感じに、なぜ営業しているのか。どんな感染拡大予防を施しているのか。通常営業と違うことはなにか。などをしっかりアナウンスすることをおすすめします。

これを既存の方にはLINEやメール、院内掲示などで伝えます。それと同時にホームページやSNSに投稿することで新規患者や地域社会へもアピールしていくことが大事です。

コロナ対策として3密をアピールすることが大事


あなた自身とあなたの治療院でコロナを発生させないこと。これがめちゃくちゃ重要。そのためのコロナ対策としてもっとも重要なのが「密閉」「密集」「密接」を避けることなんですが、治療院ではあなたと患者さんとの「密接」は一定レベルで起こってしまいます。ここは施術なので仕方ありません。

なので、他の業種よりもより高いレベルで感染対策を講じる必要があります。大事なことは対策そのものをきっちりやることなんですが、それと同じぐらい大事なのはそれを伝えること。

対策をやっています! と言ってなにもしていないのは大問題ですが、それと同じぐらい問題なのは対策をきっちりやっているのにそれを伝えていないことです。これがけっこう多い。伝えていないと、患者さんが不安になります。そしてそれにより患者さんや地域の方からの信用や信頼が落ちる。

コロナだから絶対に外出しないという患者さんに来院してもらうことはできません。でも、予防対策さえちゃんとしてくれていればいいかなという患者さんはなんとかなります。また、コロナ期間中に信用を落とさないようにしておくことは、コロナ後にも響いてきます。

以上の理由からまずはホームページにコロナ対策についてのは少しでいいので掲載しておいてください。

コロナ中の患者フォローはこの4つ


コロナ期間中は患者フォローをすることが重要です。患者フォローは簡単にいうと連絡を取りましょうということ。電話でも手紙でもLINEでもなんでもいいんだけど、とにかくほったらかしにしないのが大事です。

ではどんな連絡をすればいいのかというと

  1. パーソナルな話をする
  2. 営業についてのアナウンス
  3. 対策について
  4. 患者さんへの提案

この4つがおすすめです。

患者さん個人のパーソナルな話をする

患者フォローでもっとも成果があがる手法はその人にフォーカスすることです。

「コロナで大変ですね。お体に気をつけてくださいね」ではこれは誰にでも当てはまるので、言われた本人は自分事としてとらえることができません。だから心に響かない。

でもここにその患者さん個人のこと(パーソナルなこと)「肩の痛みで眠りが浅いとおっしゃっていましたが、しっかりと眠れていますか?」なんてことが入っていれば自分にだけ言ってくれているのがわかるので、より響きやすくなります。

全部同じ文章にして印刷してしまえば確かに楽です。全員にLINEで一斉配信してしまえばさらに楽です。でも効果を考えると、個人に向けたメッセージのほうが断然上なんですね。

とはいえ既存患者さん全員に個別フォローをすることは現実的ではないし効率的でもありません。だからそこはあなたの判断で選択し、自分できる範囲でフォローしていくくようにしてください。

どうせコロナで暇だし時間もあるからというのであれば、できるだけ多くの患者さんをフォローしましょう。

営業についてのアナウンス

「コロナだし休みだろう」と勝手に判断して予約を入れない。となるのはもっともダメな状況です。またせっかく予約電話入れたのに、コロナ期間中でいつもより早く営業終了していて電話がつながらなかった場合も大きな損失です。

そうならないためにも、営業時間についても簡単でいいので伝えるべき。これは変更があってもなくてもです。上記のように勝手に判断する患者もいるからです。

対策について説明する


対策についてはここまでについて話したように、こちらからしっかり説明することが大事です。

前セクションの「コロナ下での営業理由を説明する」を参考にして「アルコール消毒してるよー」「シーツの交換してるよー」といった対策をきっちりと伝えておいてください。

伝えていない=やっていない と思わる可能性は十分あります。対策を気にする患者は本当に細かいところまで気にして不安になります。やるべきことをやってそれを伝える。めちゃくちゃ大事なことなんで徹底しましょう。

患者さんへの提案

あなたからの提案があればそれを伝えてください。これは個別の患者ごとに変わるはずです。

コロナもあるし重症じゃないし来なくていいよ。な患者もいるでしょう。高齢だから無理して外出はしなくていいよ。ってな患者もいるはず。反対に、コロナもあるけどちゃんと頑張って通院したほうがいいよ。という人だっているはずです。

最終的には患者本人の自己判断になるのですが、治療家としての提案はすべきだと僕は考えています。

コロナ中は新規集客がうまくいく?


2020年の3月あたりから深刻になり、5月には緊急事態宣言が出されて、多くの治療院はこの期間に売上げが減少しました。

でもこの期間に出したチラシの反応が良かったという院も実はあります。またGoogle広告などのクリック課金型広告のクリック単価は明らかに下がり、いつもより顧客獲得単価(一人の患者さんに予約してもらうための費用)がかなり安くなった院もある。

つまりコロナ期間中は新規が集めやすかったという院が存在するんですね。僕のクライアントやメルマガ読者さんなどからヒアリングしたことから推測すると、郊外の治療院はこれに該当したようです。

すべて僕の推測なんですが、コロナになって家にいる時間が長くなったせいで、家の近くにある店は利用する頻度が増えたのではないかと思っています。しかも通常通り営業している店も少ないし、そもそも人の目をあるし飲食店などには行きづらい。なれない自粛生活で体調も悪くなる。

そこに治療院のチラシや宣伝を目にすることで、普段よりいい結果が生まれたんだと考えています。もちろんすべての院に通用する話ではないです。特に繁華街にある院は全然当てはまりません。

今後第2波が来て前回の緊急事態宣言に近いことが起これば、そのときは郊外の院は試してみてもいいかなと思います。

コロナ明けは新規集客を絶対に強化すべし

前セクションで書いたのはコロナ期間中の話。ここからはコロナ明けについて。

2020年5月の緊急事態宣言が解除された翌月の6月、僕が主宰する治療家コミュニティ「加藤会」では、何人もの先生が過去最高の売上げを更新しました。新規集客もコロナ前の数倍になったという話も何件も飛び込んできました。

実はこれは宣言解除前から「解除明けは絶対に新規集客しやすいからそこを狙えよー」とコミュニティ内でお伝えしていました。それをしっかり守って行動してくれた先生がそういった良い結果を手にすることができたんですね。

これを書いているのは2020年7月28日です。6月に落ち着いていましたが再び感染者が増えて第2波が襲ってきているのはほぼ間違いない状況です。前回のように緊急事態宣言が出されるかどうかはわかりませんが、人の動きが再び鈍ってきているのは報道などで伝えられています。

あなたの治療院でも影響が出ているかもしれませんが、まずできることをしましょう。この記事に書いたことでできることを。そしてこの第2波が落ち着いたときは新規集客のチャンスなんで、そこは逃さないように準備しておくことが大事です。

コロナ後のオンライン治療院経営


コロナの収束したとしても以前の世界がそのまま戻ってくることはないだろうと言われています。大きな変化のひとつがオンライン化。「別にわざわざ会わなくてもよくない?」って世界になるっちゅうことですね。

この流れを治療院でも取り入れられないか? と僕は思っています。で、今のところ考えているのが、オンラインカウンセリングです

一般的な治療院はまず来院してもらい、対面で問診や施術を行います。この問診の部分をオンラインにしちゃえという考え方ですね。一部をオンライン化するだけなので、不十分な施策ではあるものの、需要やメリットはあります。

僕がいつもクライアントに口酸っぱく言っていることなんですが、顧客のミスマッチほど怖いものはありません。ミスマッチとは患者さんが求めているものと、あなたが提供することが合っていない状態。代表的なものをあげるとすれば、患者さんは癒しを求めている。でもあなたは癒しは提供していない。ってな状態ですね。

こうなってしまうとあなたがどんなに素晴らしい治療技術を持っているゴッドハンドだとしても、患者からの評価はよろしくないものになります。めちゃくちゃ悔しいし、もったいない状態で、そして誰も得をしない状態だから絶対に避けたい。

これがオンラインカウンセリングすればその場で判断できちゃうんです。事前に話すことで「アンタの来るとこじゃないで」と言えるんですね。目の前に患者さんが来てしまってからではなかなか言えないことが、来院前ならまだ言いやすですから。

これができると「ちゃんと通院する患者さんだけに来院してもらう」ことが可能になります。

お金は取っても取らなくてもいいかなと思っています。どっちもメリット・デメリットがあるんで。僕ならまずは無料で初めてみるかな。それであとは数字と照らし合わせてビジネスとして成り立つかどうか見ていけばいいだけなんで。

オンラインカウンセリングについてはいずれまたこのブログでお伝えしたいと思います。

治療院のコロナ支援(給付金・補助金)

コロナ支援はすでにたくさん出されています。ここでは治療院で該当される方が多いものを中心にあげておきますので、該当するものは活用してみてください。

▼持続化給付金【https://www.jizokuka-kyufu.jp/
対象:新型コロナウイルス感染症の影響により、ひと月の売上が前年同月比で50%以上減少している事業者
給付:法人は200万円、個人事業者は100万円
給付金なので該当すればまるまる受け取ることができます。

▼家賃支援給付金【https://yachin-shien.go.jp/
対象:2020年5月~12月において以下のいずれかに該当する方が対象。
①いずれか1カ月の売上高が前年同月比で50%以上減少
②連続する3ヶ月の売上高が前年同期比で30%以上減少
給付:申請時の直近の支払賃料(月額)に基づいて算出される給付額(月額)を基に、6カ月分の給付額に相当する額を支給。2/3が支給されます。

▼小規模事業者持続化補助金
商工会議所【https://r2.jizokukahojokin.info/corona/
全国商工会連合会【http://www.shokokai.or.jp/jizokuka_t/
対象:常時雇用する従業員が5名以下の小規模事業者
補助:最大100万円(補助率3/4)+50万(事業再開枠補助率10割)

上記3つが該当される先生が多く、必ずチェックしておいてもらいたい制度です。融資関連はこちらにたくさん掲載されていますので、手元のキャッシャが厳しいという方はこちらからご確認ください⇒https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shien-flyer2.pdf

先のことは誰にもわかりません。大事なことは「今できることをすべてやる」です。この記事にを参考にしてあなたが今できることを粛々を行い、コロナ後の準備をしていってくださいね。

セラピストサポート、加藤でした。

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