充実した治療院経営をする最も大切なこと

自分のやりたいことを明確にするのは治療院経営にとってめちゃくちゃ大事。でも、多くの治療家がないがしろにしていることでもあると僕は感じています。だから今日はこのことについてエラそうに書く。いつもエラそうやんけ!という意見は聞こえないふりをします。

やりたいことを明確にすれば、行動の質も量もあがります。ということは必然的に結果が出る。っちゅうことで、ガツンと読んでくださいな。

 

アンタ、なにがしたいのよ?


僕はいちおう治療院専門のコンサルタントという位置づけにいます。自分ではコンサルタントと思っていないけど、カテゴライズするればそうなると思う。整体院やら整骨院の集客経営に関する商品を提供するのが仕事なんですね。

この仕事に就いてまる6年が経ちましたが、おかげさまで自分でもびっくりするぐらいの数の先生と関われせてもらっています。今では常時200名近くのクライアントがいる。本当に感謝、感謝です。

でね、よく治療家から相談を受けていて思うことがあります。いつも最初は先生がいろいろと話してくださるのを聞いているんですが、そこでかなりの確率で思うことがあります。それは、

「で、アンタはなにがしたいのよ?」ってこと

すみません、アンタ呼ばわりしてすみません。ゴメンナサイ。でも、あなたがなにをしたいかがわからん限り、前に進まないのです。まれに自分のやりたいことが明確になっている先生もいらっしゃるのですが、そういった先生は高確率で結果がでる。

だからこれって本当に本当に大事。

 

治療院経営といっても目指すものはそれぞれ


僕はキレイごとが嫌いなので、キレイごとっぽく捉えられたら嫌なんですが、こう思っています。人それぞれ幸せの形は違う、目指すものも違う、と。

独立して自分の治療院を持つことを幸せと定義する人もいます。スタッフの1人として治療家人生を送ることを幸せと定義する人もいるでしょう。5億円稼ぐことが目標の人もいれば、500万円でいいという人もいるはず。

心理学的に考えれば、叶わないと思っているから、低い目標にしているとも考えられなくもありませんが、実際のところ人の目標や目的なんて人それぞれです。

僕はそういったそれぞれの先生の想いに応えることのできる存在でありたいと思っています。そうでないとダメだとも考えています。

 

型だけを押し付けるのが嫌いです


治療家向けの塾を主宰していて現在は8期生の講座中です。その塾で最初にやってもらうことは「自分はなにがしたいのか。どうしたいのか?」ということを明確にしてもらうことです。

巷には「型」を押し付けてくる講座が多くあります。治療院系の講座にはこの手の「俺の言う通りにしろ!」的なところが多い。理由は簡単で、教えるほうも教わるほうもそっちのほうが簡単だからです

たとえるなら、渋滞のない日に車で目的地に到達する方法のみを教えているのです。「この道を真っすぐにすすんでここで右に曲がったら30分で着くから」ってな感じ。

たしかに渋滞のない日に車でという条件下ではそのノウハウは通用します。でも渋滞していたときの抜け道はわからないし、そもそも電車で行きたい人には前提が崩れてしまいします。

だから型だけを押し付けるとそこにハマった人はすぐ結果が出るけれども、条件が整わなければ結果はいつまで経ってもでません

このチラシを使えば集客できる

鍼灸整骨院なんで広告制限があってできません

本気ならできるだろ!

いや、そういう問題じゃなくて・・・
初回は割引きして集客すればいい

安売りや割引はしたくない

本気ならできるだろ!

いや、そういう問題じゃなくて・・・

ってな事態になってしまうんです。

 

どんな治療院を作りたいかを明確にする


僕は型にはめるのは嫌いです。だってそれじゃあハマらない人は成果につながらないからです。それに大人なんだからやりたいこと、やりたいくないことってある。それは人から言われるのではなく、自分で決めるべきだと思っているからです。

だからこそ、あなたがどうしたいと思っているのかが知りたいわけ。

急にそんなこと聞かれてもわからんってんなら、今この瞬間からでも遅くない。明日考えるよりも今日考えたほうが絶対に早い。だから今考えてみんしゃい。いったい自分がどんな治療院を作りたいと思っているかを。もっと言えば、自分はどんな人生を送りたいと思っているかを

これって自分の中にあることだから簡単なような気がします。でも明確にするって難しいんですよね。その証拠に、エラそうに書いている僕も明確にできているか、かなり不安 ← えっ?

いや、そんだけ難しいんですよ。自分を見つめるって。

 

それでも自分を見つめてほしい


瞑想ってしたことあります? 僕は、「瞑想がいいよ」って何人もの人から言われたので、挑戦してみたことがあります。やってみるとわかるんですが、あれってめちゃくちゃ難しいです。「無」になんてそう簡単になれない。

よく考えたら、僕はスタバで仕事をしても、周りが気になってまったくもって集中できないというアカンチンです。(アカンチンって方言?)そんな人間が簡単にできるわけないわな。それだけ人が外部環境に影響を受けているってことだと思います。だから自分のことを見つめるのって難しいんですね。

でも、それでも自分を中をみつめて「なにがしたいのか?」の明確化はやってほしいのです。なぜかというと、そうしたほうが幸せになれるからですよ、お父さん。僕はこれまで多くのクライアントを見てきて、本当にそう思います。

結局それができていない人は、ゴールのないマラソンをしているようなものなのです。あてもなく彷徨っている状態。

仮に誰かに「お前のゴールはあっちだぞ!」と言われて、その通りに進んだとします。きっと最初はそのほうが楽だしいいでしょう。でもしばらく進むと違和感が出てくるんですね。「あれ? 俺の進みたいのは本当にこっちなのか?」ってな感じに

こうなってしまと、たいていの人は動きが止まる。そりゃそうです、自分が進む道に意義を見いだせないわけですから。なにを隠そう、昔の僕がまさしくそうでした。結果的に僕は治療院もサロンも閉めるという選択をしました。だって自分のやりたいことではなかったから。

でも今はというとめっちゃ幸せ。なんたって自分がやりたいことをやりたいようにやっていますから。

 

これ以上嬉しいことはない


クライアントから「売り上げが伸びました」と報告を受けるとめちゃくちゃ嬉しいです。治療家であるあなたが患者さんから「治りました。ありがとうございます」と言われると同じです。

でもそれよりももっと嬉しいのが、「家族との時間が増えました」「仕事が楽しくなりました」といった、その人の人生の質が向上した類の報告です。これは本当に嬉しい。

自分でどうしたいかを決める。そしてそれを達成するために努力する。その結果仕事が楽しくもなるし、収入だって伸びる。その手伝いができたならこれ以上嬉しいことなんてあらへんやろと僕は思う。

やりたいことだけやっていれば成功する。といった甘っちょろいことを言いたいのではありません。そんなものはうまくいった人の後付けの理論です。でもだからといって自分がどうなりたいかを考えもぜずに、流されるままに漫然と治療院経営をしていたってなにも開けない。

あなたがあと1年でこの仕事を辞めるというなら、お金のために仕事を我慢してもいいかなと思う。でもこの先何十年もまだまだ治療院経営を続けていくつもりなら、ここらで「自分はなにがしたいのか? どんな治療院が作りたいのか? どんな人生を送りたいのか?」などを一度考えてみてください。

きっとムダな時間にはならないと思いますよ。

割引しなくても、煽らなくても、回数券を使わなくても、あなたの治療が受けたいと患者さんが集まり「週休二日で楽しく繁盛する治療院のつくり方」解説動画