※さきに上記バナーをクリックして問診票のサンプル(テンプレート)をダウンロードしてもらうとより理解が深まります。先にダウンロードしてください。
⇒ https://sub.therapistsupport.jp/p/0yf57nuWFoce?ftid=dpxkjWUO1P7r
接骨院・整体院・鍼灸院など治療院の問診票にはいくつかの役割があります。
- 電話番号や住所、メールアドレスなど個人情報を入手する
- 身体の状態や希望を聞きだす。
- 患者さん自身に体の悪い箇所を自覚してもらう
- 伝えておきたいこと、知ってもらいたいことを事前に伝える
- 問診スキル不足をカバー問診をスムーズに進める
特に問診スキル不足や時間不足を補うツールとして問診票は有効です。これらの問題を抱える治療院が問診票をうまく活用するとリピート率はアップします。もちろんあなたの治療院経営にプラスになりますので、加藤は問診票の活用をすすめています。
ここでは、なぜ問診票の活用をおすすめするのか。また、問診票にはどんなメリットやデメリットがあるのかをお伝えしていきます。
動画でもお伝えしているのでそちらも参考にしてください
治療院で問診票を使うメリット
サンプルにあるような問診票を使うことで、いくつかのメリットが得られます。
上記にお伝えした役割がそのままメリットです。
①患者さんの個人情報をスムーズに入手できる
治療院では仮に保険を使わない場合でも、個人情報をもらいやすいです。それは患者さん側も書くのが普通といったイメージがあるからだと考えられます。病院と治療院(接骨院・鍼灸院・整体院)の区別があまりついていない方も多くいて、住所などを書くことにそれほど抵抗がないからかもしれません。
例えば、ラーメン屋さんでラーメンを食べる前に、受付票を渡さたとして、そこに住所や電話番号などの個人情報をすんなり書いてもらえるでしょうか?おそらくは、普通に渡しただけでは難しいでしょう。
でも鍼灸院や整体院といった治療院であれば、問診票を渡しただけでたいていの患者さんは素直に個人情報を書いてくださいます。これって、治療院しかされていない先生は当たりまえと思ってしまいますが、実はとてもラッキーなことなんです。
なぜラッキーかというと、それらを使って治療院経営のさまざまなことができるからです。仮に今すぐは使う予定はない。そんな治療院であったとしても、とりあえずは問診票で個人情報は取るべきです。なぜなら、初診のタイミングで取ることがもっとも多くの個人情報を取ることにつながるからです。
個人情報は、名前、住所、電話番号などを書いてもらいましょう。
その他に家族構成なども聞こうと思えば聞くことはできます。また、それらの情報を使って、患者さんとのトークに使う院もあります。
なのであなたが必要と思うのであれば、そういった情報の項目も作っていいかもしれません。しかし、必要性の薄いものは書かせる必要はありません。無意味にあれもこれも書かせるのはほぼメリットはないのでやめましょう。
②身体の状態や希望を聞く
患者さんの身体の状態や希望を予め知っておくことで、問診時間を短縮することができます。
的確な治療をするためには、詳細な問診が必要です。しかし治療院の経営的な側面から見ると、できるだけ時間は使いたくないのが本音です。この矛盾した両者をつなぎ合わせるために問診票は効果を発揮します。
患者さんの希望を知るというは、本来の治療院の姿からは遠いと感じるかもしれません。もちろんこれは患者さんのいいなりになれという意味ではありません。患者さんの解釈モデル知るための準備です。
また、治療院といってもコンセプトも想いも、本当にそれぞれです。仮にあなたの院が癒しもテーマに入れているなら、患者さんの希望を聞くのは重要な要素になります。癒しは治療院の本来の姿ではないと感じる先生もいるかもしれませんが、僕はそれはあなた自身が決めることなんで、特に否定的な意見はもっていません。
本来の姿ではないというと、もうひとつ本来の姿ではないものがあります。それは問診票で体の状態を聞くことです。つまりこの問診票そのものが本来の姿ではないということ。
これはのちほどデメリットの章でお伝えします。ここでは、問診票にすべてを書かせることは、本来の医療面接ではない。ということだけをお伝えしておきます。
とはいえ、医療面接ができている治療家はそう多くありません。あまりできていない治療家にとっては、問診票で体の状態を聞くメリットは大いにあります。
③患者さん自身に自覚してもらう
重症な患者さんを相手にしている場合は、たいていの患者さんは自分の体について考えています。ですので、わざわざ自覚してもらう必要性は薄いと言えます。
しかし、改めて自分の体の状態を自覚してもらうことは、通院の決意につながります。そしてその決意がしっかりと持てているかどうかが、その後のリピート率に大きく響いてくるのです。
また、それほど重症ではない患者さんの場合、とりあえず治療院に来てみたけど、実はそれほど深く自分の体について考えてはいない。といった方が意外に多く存在します。
そういった患者さんに対して、この問診票サンプルは、「ちゃんと通院したほうがいいな」「私の身体はけっこう悪いな」と自覚してもううためのツールになり得ます。
④伝えておきたいことを事前に知ってもらう
問診票はほとんどの患者さんが、ある程度真剣に目を通してくれます。
施術後に患者さんに手紙やニュースレターを送ったとします。これをどれぐらいの割合の患者さんが真剣に読んでくれているかというと、おそらくびっくりするぐらい少ない数になると予想されます。こちらとしては読んでくれているだろうと思いがちですが、実際はそんなに読んでくれないのです。
しかし問診票にいたっては、それらに比べると格段に高い割合でしっかり目を通します。つまり、しっかり目を通してもらえるツールだからこそ、こちらが言いたいこと言うツールとして使えるのです。
例えば、整骨院における自賠責保険(交通事故)の患者さんを集患、集客を例にします。
どんな集客についてもいえることですが、集客できない大きな理由の一つに認知不足があります。交通事故の場合でいうと、あなたの整骨院で交通事故の治療が無料で受けらえることを知らない。という状態にあるということ。
もしここの壁を乗り越えることができれば、その成果はあなたが思っている以上に出ます。つまり、あなたの整骨院に来られる患者さんのすべてに、「交通事故になればこの整骨院で無料施術は受けられる」ということを認識してもらうことができれば、思った以上に集患できるということ。
この認知を達成するために問診票は使えます。
具体的に何を書くのは、こちらの問診票無料ダウンロードでご説明しています。
こんな治療院の問診票はダメだ
問診票でよくやってしまいがちな失敗があります。それをすることで、最初の段階でつまずいてしまう可能性があるので、できるだけそれを避けられるようにしましょう
治療院の問診票でよくやってしまう失敗は以下です
- 記入欄が小さい
- やたらと項目が多い
- 自由記述の項目が多い
- 高単価治療の選択をさせている
記入欄が小さい
記入欄が小さい問診票はわんさか見てきました。これは絶対にやめましょう。
小さい文字を書くことが苦手な高齢者などにとって、書く意思があったとしても物理的に書くことができません。高齢者ではないとしても、小さい文字を書くのは疲れます。場合によってはイライラすることもあるでしょう。施術前からそういった感情になることは、マイナスにあることがあっても、プラスになることはありません。
また、小さいから書くのをやめよう。という選択をする人もいます。どの大きさにするのかの明確な決まりはありませんが、自分で記入してみて楽に書けるかどうかの確認は最低でもおこないましょう。
やたらと量が多い
問診票においてたくさんの情報が得たいからといって、やたらとたくさんの項目に答えてもらうことは、患者さんの負担になります。さきほど書いたように、施術前から患者さんを疲れさせて得なことはありません。
また、これも先ほどを同じ理由ですが、項目が多いと疲れてきて、答えが適当になってしまう恐れもあります。こうなってしまうと問診票を使うことが、むしろマイナスになってしまう危険すらあります。
記入欄を大きくしたうえで、A4の両面に収まるぐらいまでがおすすめです。
とはいえ、中には何ページもの問診票を問題なく記入してもらっている治療院もありますので、あくまで目安とお考えください。患者さんの治療に対する真剣度が高ければ、たくさんあってもマジメに記入してくれる確率は高くなります。
たとえば生きるか死ぬかのガンの治療を受けるといった場面なら、真剣に漏らさず記入するはずです。でもこれが、そこまで重大な症状だと患者本人が自覚していない場合だと、「そこまで真剣に記入しなくてもいいだろう」と勝手に判断する人の割合が増えます。
自由記述の項目が多い
問診においては、「どうされました?」から始まり、オープンクエスチョンによって患者さんの言葉で自分の体の状態を語ってもらうことが大切です。そうしないと、患者さん本当の考えや、体の状態を把握することができないからです。
これは問診票においても同じで、本来であればオープンクエスチョンによって、患者さんに自由に記入してもらうほうが適切であるといえます。
でも、書くという行為はとても労力のいる作業です。また、会話での誘導がなければうまく患者さんの考えを引きだすことが困難な場合もあります。そしてなにより、これまで書いているように、患者さんの負担が増えてしまうのです。
そうなると、得たい回答ではなくズレた回答になってしまう。また面倒くさくなって書かなかったり、虚偽の内容を書いてしまったりする患者さんが現れてしまいます。
これを避けるために、問診票においてはできるだけ記述式の項目は少なくします。その代わりクローズドクエスチョンで、いずれかに丸をつければいい状態することをおすすめします。それにより、患者さんの負担を少なく、そしてできるだけ多くの情報を得られるようになります。
高単価治療の選択をさせている
整骨院などでよくやってしまうのが、患者さん自らに高額な自費治療コースを選択させてしまうケースです。自費治療を希望しますか? といった項目を用意してしまう。これはダメな問診票の典型的な例。
その高額な自費治療コースがなんであるか、患者さんが十分理解できているのであればまだいいのです。でも普通は問診票を手渡された新規患者さんは治療コースについてよくわかっていません。
治療内容がわからなければ、自分が受けるべきかどうかもわからないのです。
そのよくわかっていない患者さんに、「高額な治療を望みますか?」といった趣旨の質問をしても、望むとはなかなか意思表示できません。だってよくわからないものにわざわざ高い治療費を払うのは不安ですから。
なので、そういった高単価治療の選択は、たとえ時間が掛かったとしても問診や説明をしっかりしたうえで、こちらから提案するべきなのです。そうしないとまったくもって受けてくれません。
このダメダメ問診票のもっとも怖いことは、一貫性の法則が発動されてしまうことにあります。
問診票で高額治療の提案をしてしまうと、その時点で患者さんは訳のわからないままその治療を拒否した状態になります。一旦こうなってしまと、その拒否をしたという事実が影響を与え、適切な問診や説明をしても、ぞの治療を受けてもらえる確率が下がってしまうことがあります。
そういった意味でも、情報が少ない状態で患者さんに高額治療を選択させるのはよくないのです。
治療院で問診票を使うデメリット
これまでに治療院で問診票を使うメリットについてお伝えしました。では、最後はデメリットについてお伝えします。
先に少しだけ書きましたが、問診で患者さんの口から直接身体の状態を語ってもらうことが、本来の医療面接と言えます。このときは患者さんに自由に話してもらうわけですからまずはオープンクエスチョンで始めなければなりません。
でも問診票は基本的に書く負担がすくないように「はい」「いいえ」でこたえられるクローズドクエスチョンの形をとったほうがいいと僕は考えています。
その理由は、あまりオープンクエスチョンを多用してしまうと、正確な患者さんの情報が取れない場合があるからです。自由に答えていいとなると、なんて書いていいかがわからない。書くのが面倒だ。といった理由でしっかりと記入しない患者さんが出てきます。
場合によっては書くのが面倒くさいので嘘をついて書かない人も出てくるでしょう。そうなってしまうと非常にまずい事態につながる可能性でてきます。
これはやはり問診票を使うことのデメリットと言えるでしょう。なので、問診に十分な時間が取れ、しっかりとした医療面談ができる知識やスキルがある治療家なら、今回の問診票はむしろマイナスに働くと言っていいでしょう。だから使わないほうがいい。
ただ、上記のふたつを満たしている治療家は、加藤の感覚から言えば非常に少ない。なので、多くの先生が問診力をカバーするツールとして問診票ひな形を参考にすることは意義があると考えます。
もちろんこれは本来の姿ではないので、いずれは医療面接の知識やスキルを身に着け、問診票ではなく問診において詳細に患者さんの体の状態や悩みをヒアリングできるようにしてくださいね。
それまでには是非、問診票のサンプルをご活用ください。
追伸
とくに自費施術を行う整体院や鍼灸院は問診がめちゃくちゃ重要です。問診票だけで満足するのではなく、問診そのものもしっかり磨いていってください。それが患者さんの改善率にもつながりますし、あなたのやりがいにもつながります。
問診についてはこちらの記事でも紹介しています。
⇒ 治療院の問診はこの4つを意識しろ